グッド・バイ

未完の存在

休日その2

「われわれの神々もわれわれの希望も、
もはやただ科学的なものでしかないとすれば、
われわれの愛もまた
科学的であっていけないいわれがありましょうか」

私たちの存在は自然的な事象に過ぎないという当たり前のことを改めて噛み締めている。
上島さんの自殺の1〜2日前、私も精神的に落ちていた。

この世界では絶え間なく波があって、岩に打ちつけられて消えていく泡沫は必ず出てくる。
ただそれだけの話なのだ。
たまたま上島さんが岩に打ち付けられただけであって、次に岩に打ち付けられて消えるのは私なのかもしれない。

と、こどおばがなんか言っとります。

何もやる気が起きません。
最近当社比頑張ってたからね、仕方ないね。

さあ気分を切り替えて、やることやるぞ。


チェスターが死んでからもうすぐ5年。
もう5年、まだ5年、よくわからない。

岩にぶつかって消えるまでに、一体どれだけ悔いを遺さず生きられるのか。
もうチキンレースだよねこれ、と思わなくもないのです。

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